紀州のドン・ファンが語った女性との愛
女が人生の目的と話していますね。
正しくは「美女」と限定しなくてはならないのですが・・・・。
正直言って「これは面白い本だ」と一気に読みました。
後になって、かなりの脚色があり、「自伝」といっても「小説」のような読み方をしなくてはいけないのですね。
フィクションが多い。
創作部分が多いのですね。
言い換えると、「そこに紀州のドン・ファンの願望があった」という見方もできる。
本に書かれていることは、ドン・ファンの願望なのです。
「一度に3回やる」とか。
とんでもないバイタリティーだと驚きましたが、実際には「1回もなかった」との証言があるように、できなかったようですね。
そこの部分は残念。
スーパーマンではなかったのです。
しかし、美女と仲良くなれたのは事実。
若くきれいな女と結婚できたのも事実。
お金を稼ぐ力があった。
そしてお金があれば中高年でもモテるということがわかり、希望が持てた人もいるはず。
「今はお金はないが、稼いで、美女を俺も手に入れる」
という人も、読者の中にはいたはずです。